コンビニで夕飯を購入したら箸が入っていなくて憤慨しました。
僕は1ヵ月に1度、出張(2泊3日)があり、その期間、自宅を離れビジネスホテルに滞在しています。
期間中、インドア派アルコール中毒予備軍の僕の夕飯は、
コンビニでお酒とおつまみを購入し、1人でホテルで晩酌をする
のが定番となっています。
今回の出張においても、この定番スタイルで2泊を過ごしたわけですが、
コンビニでの夕飯購入時に2日連続で割り箸が入っていない
という、重大事件が起きました。
普段温厚な僕ですが、
3日目の出張の帰り際には友人に怒りをぶちまける電話をしていました。
僕 「もしもし?もしもし?」
友人A「んっ?」
僕 「堪忍袋の緒が切れましたー。はい、切れました。」
友人A「なによ?」
僕 「昨日・一昨日とビジネスホテルに泊まってたんだけどさ、俺ってコンビニで夕飯買って帰って、部屋で1人で食べるのが定番じゃん?」
友人A「うーん。」
僕 「はい、1日目の夜です。コンビニで夕飯買って、帰って部屋で食べようとしました。はい、箸が入っていません。はい。」
友人A「あー。」
僕 「まー、いいよ、ホテルで割り箸ぐらいもらえるし。でもさ、さぁ食べようのタイミングで箸がない事に気づいて、フロントまで箸貰いにいくだるさよ。」
友人A「まーね。」
僕 「はい、2日目の夜です。以下同文です。はい。」
友人A「えー。」
僕 「何が悲しいかって、俺の知る限りだけど、今回のコンビニのレジ店員は半年以上は働いてるベテランよ。よくこのコンビニ利用するから顔覚えてるのよ。接客もいいし、レジも早いから安心してた俺がバカだったわ。」
友人A「ベテランだったのかー。」
僕 「2日間とも同じコンビニの新人ぽい店員のミスなら、まだわかるよ?でも2日間共に違うコンビニで、なおかつ、2人とも明らかに新人ではない訳よ。しかも、1人は俺が信頼をおいてるベテラン店員よ。こんな初歩的なミス信じられないわ。」
友人A「確かにね~」
僕 「わかってくれる?ありえないよね~。」
友人A「ほんと、店員の判断わかるわ~」
僕 「えっ?」
ここで話を整理します。
コンビニで夕食の購入時に2日連続で割り箸を入れてもらえなかった僕の愚痴に対して、
友人A(年齢的には僕より1歳年下の後輩にあたる)が放った一言は
「店員は悪くない」的な衝撃的な一言でした。
それでは会話の続きをどうぞ。
友人A「確かに同じ店舗の新人店員の2日連続のミスだったら、おまえの言う通りだけどさ。違う店舗の違う店員が、箸を入れなかったって事は、やっぱり何か意味があると思うんだよね。」
僕「う、うん?」
友人A「例えば、
(このお客様は手で食べそうだな、箸お入れすることはこのお客様にプライドと生き方を傷つけかねない。あえて箸はお入れしませんよ、お客様。)
とか
(このお客様はきっと先輩にパシらされているに違いない。箸が入っていないという些細な事ですが、パシらせた先輩を困らせてやってください。責任は僕(店員)が持ちますよ、お客様。)
そういう考えがあったんじゃないかな?」
僕 「そんなことあるかな?(笑)」
友人A「おまえは、相手に対してベクトルを向けてるけど、たまには自分自身にベクトル向けてみなよ。」
僕「う、うん。。」
友人A「これは自分を見つめ直すいい機会かもね。ゆっくり考えなよ。じゃあな。」
僕「あ、ありがとう。。」
ただの愚痴に対しての賛同を求めた僕は、友人A(1歳年下の後輩)に、お前呼ばわりで叱責される事となりました。
電話を終えた後、僕は考えました。そして悩みました。
いつからだろうか。
コンビニで割り箸を貰えるのが当たり前だと思うようになったのは。
無料のサービスを当たり前だと思うようになったのは。
おでんを買えば薬味を貰えるのが当たり前だと思い、
グラタンを買えば、先っちょがフォークみたいになってるスプーンを貰えるのが当たり前だと思い、
僕はなんて贅沢な生き物なんだ。
そして、僕はやっと気がつけたのです。
今回のコンビニ店員さんは決して悪くない。
この発達し過ぎた日本のコンビニ様に甘えていた僕の考えが間違っていたのだ。
今回の件による僕の怒りは、
「世の中の当たり前を、勝手に自分に中で作っていた僕の考えが生んだ一方的な怒り」
なんだと。
そしてこの件に限らず、
物事への不満は、
まず自分自身に考えや行動に目を向けなくてはいけない。
のだと。
そういえば、ニーチェも言っていました。
「自分の事も思い通りにできないのに、他人を思い通りにできると思うな」
的なことを。
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来月の出張が楽しみです。