千葉県木更津の道の駅「うまくたの里」の魅力を伝えたいんだ。伝えさせてくれよ。
千葉県木更津市にオープンした
道の駅木更津「うまくたの里」
に立ち寄りました。
この「うまくたの里」の魅力をお伝えしようと思いましたが、
公式ホームページの完成度が完璧過ぎだったので辞めます。
ぜひ、公式サイトをご覧ください。
ただ、この公式ページからは伝わらない
「僕が実際に体験した最高のうまくたストーリー」
を伝えさせてください。
では、
「想像以上に近すぎる生産者と消費者の距離が最高に気持ちいいぜ!うまくたの里の巻」
ご覧ください。
店内は、このような感じで地元の生産者の方が育てた野菜や加工食品が陳列されていました。
3連休の中日ということもあってか非常に混雑しておりました。
そして、僕が加工食品コーナーを見ている時にその感動体験は訪れます。
僕は、お漬物を凝視しているある1人のお婆ちゃんに目を向けました。
(年配の方はお漬物好きだもんな~。)
なんて思って、同じコーナーにある違う商品を眺めていると、何やらやけに視線を感じました。
先ほどお漬物を凝視していたお婆ちゃんでした。
お漬物を触りながらも、視線は僕に向けているという状況に一瞬戸惑いを覚えましたが、ふと思いました。
(このお婆ちゃん、お客さんではない。もしかしたら。。)
あまりの視線に耐え切れなくなった僕はお婆ちゃんに話しかけました。
僕 「もしかして、このお漬物を作った方ですか?」
お婆ちゃんは、
(やっと気づいてくれたのぅ。この若造がぁ。ここからはアタシのターンやで。)
と言わんばかりの表情で、僕の質問に答えてくれました。
お婆ちゃん「そうっ!これアタシが漬けた漬物なのよ!これアタシの名前ね!」
と、そのお漬物の商品タグに記載されている生産者の名前を指差しました。
僕 「すごいですねー!お婆ちゃんが作ったお漬物なんですね~」
と、返答した瞬間、いやかぶせ気味に
お婆ちゃん 「買う?買う?美味しいよ!」
と、おススメしてくるお婆ちゃんにかわいさを感じながらも、
僕 「この後遠出するから要冷蔵の商品は今日は買えないんだ。ごめんね。」
と伝えました。
すると、一瞬、寂しそう表情をしたものの、
お婆ちゃん 「そうかい!それはしょうがないね!」
と言ってくれました。
このお漬物は「¥290」でした。そのくらい買ってやれよと思う人もいるかもしれません。ただ、
(このお婆ちゃんは、ただ買って欲しいのではなく、自分が漬けたお漬物を美味しく食べて欲しいんだ。購入後すぐに食べる予定もなく、常温で保存せざるをえない僕が買う事は、このお婆ちゃんと、このお漬物に対する裏切り行為だ。)
と感じ、購入はせず、その場を後にしたのですが、その後もお婆ちゃんはお客さん達に嬉しそうにお漬物をお勧めしていました。
勝手な想像ではありますが、このお婆ちゃんにとって、この「うまくたの里」がオープンし、そこに自分の商品が陳列されることは、人生の活力になっているんだなと感じました。
品揃えや安さなんかよりも、関わる人を生き生きとさせるこの道の駅に感動しました。
(次はクーラーボックスと持ってくるぜ、お婆ちゃん。アディオス。)
と心の中で呟き、僕は道の駅を後にしました。
公式サイトには及びませんが、撮影した写真を載せておきますね。ウマウマ~。
まとめ
千葉県の木更津近辺に行くときは、ぜひ寄ってみよう「道の駅・うまくたの里」。
そこには、ピーナッツだけではない千葉県の色々な魅力があった~。